2014年9月
株式会社キャライノベイトの拠点がある東京は浅草。
浅草観音裏を中心としたエリアにお店をかまえるメンバーが毎月第3土曜日に開催している、浅草の夜を楽しむイベント[浅夜一夜]から整香ワークショップが始動しました。
これまで、既製品の香りを買うだけでしか楽しめなかった香水。
香りの好みも千差万別の中、膨大な種類の中から自分に合う逸品を店頭で嗅ぎ分けていく。
やがて鼻は疲労してきて、もはや何が良いのか自分の好みさえ分からなくなってくる。
やっと見つけ出した好みの香水は、慣れと共に飽きがきて全てを使い切る前に別の香りも欲しくなってくる… そんな切ない経験をした人は、筆者だけではないと思います。
「自分好みの香りをつくってみたい!」
そんな願望を叶えてくれるのが、オリジナル香水がつくれる当社の[整香ワークショップ]
自分で自由にテーマが決められ、実際に香りをセレクトし、自らブレンドしていく。
使用する香料は、化粧品グレードの上質なもの。
香水だけでなく、希望者によっては高級感のあるルームスプレーとして、インテリアにもなるスタイリッシュなディフューザーとしてもご使用いただけ、香りが日常空間を華やかに演出してくれる。
ワークショップの所要時間は、約45分~1時間ほど。
会場の広さや参加人数にもよるが、講師が1~3名付き丁寧にアドバイスや香りの基礎知識も教えてくれる。
最初は、座学から。香りの仕組みや種類について学んだ後は、いよいよ実践にとりかかる。
最初のワークは、テーマ決めからスタート。今回つくってみたい香水のイメージをする。季節・色・情景・使用したい場面、プレゼントしたい相手など、設定は自由。ここできちんとテーマ決めをしておかないと、いくつもの香りを嗅いでいくうちに香りの迷路に迷い込んでしまうことがあるので、立ち返るため。
次に、肝心な香りのセレクトは、贅沢にも全26種類の中から選んでいく。
香りの第一印象となるトップノートから1種類+主役となるミドルノートから2種類+余韻でまとまりを出すラストノートから1種類の合計4種類をブレンドする。
ムエット(試香紙)に付けられた優美な香りは1種類嗅ぐだけでも、良質な香料をつかっていることが感じとれる。それもそのはず、一口に「ダマスククラシックローズ」といっても、多いもので何十種類もの香料が幾重にも混ざり合って構成されているのだ。
全てのブレンド内容が決まったら、配合比率を決めていく。
同じ種類の香りを選んだとしても、この配合比率を少し変えるだけで香りの印象が別のものになるから不思議。
迷っても、経験豊富な講師がテーマに沿ってアドバイスをしてくれるから安心。
ワークラストは、実際に香料ボトルからスポイトを使用して自らブレンド。
完成されたオリジナルの香りは、無臭のムエット(試香紙)につけて最終チェック。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最初は緊張気味の参加者も思い思いの香りに自然と表情が充実感に溢れていく。1人の参加者も香りをお隣同士交換するなど、香り好きという共通の趣味を通じて自然と会話が生まれるのもワークショップの魅力だ。
[整香ワークショップ]は不定期に開催されるため、ご興味のある方は当社のホームページに更新される情報をお見逃しなく。