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こんにちは。JOY‘Nプロジェクトに参加している台東区障害者就労支援室の矢部と申します。
今回はJOY’Nプロジェクトから生まれたサシェ(香り袋)の製造についてお話しします!

組立て作業を担当するのは、たいとう第三福祉作業所、耕房“光”、耕房“輝”、すてっぷつばさのメンバーです。

 

・・・令和3年3月1日からの3日間・・・
今回もハンドソープ完成発表を行なった旧柳北小学校をお借りしました。
▲前回の発表会の時の教室

 

まずは、JOY’Nの3種類の香り中の1つ「コーラルレッド」の香料を、バーミキュライト(園芸などで使われる用土)と混ぜて染み込ませるところからスタート。
そして利用者の皆さんは、サシェの本体部分を組み立てていきます。
厚紙を折り合わせて、手のひらサイズのTシャツ型にしていきます。
初めて見た印象は「わぁ!カラフルでかわいい!」
多彩で斬新で力強く、かっこいいデザインのものや、可愛らしいパステル調のもの、細かな模様の中に様々な絵が施されていました。
参加者の皆さんが思い思いに描いてくれたデザインがどこかにプリントされています。
正面だけでなく後ろ側にもデザインされているので、探してみるのも楽しそうです。
組立て作業は、まずハンガーにかけられるようにサシェに取り付けるフックを穴から通し、テープで止めていきます。

ひとつひとつテープの長さを調節しながら真剣に作業している利用者さんや、Tシャツ型の厚紙を丁寧に折りたたんでいる少し緊張されている利用者さんの姿が印象的でした。
ここから、第三福祉作業所の利用者さんと一緒に作業に加わってくれたキャライノベイトのスタッフ越川さんが合流してくれました!
バーミキュライト混ぜの達人です。
▲キャライノベイト生産部の越川

 

楽しい話題をたくさん振りまいてくださり、作業現場は一気に笑いに包まれ、緊張感も次第にほぐれていきました。
いつもとは違う環境での作業もまた楽しいものですね。

 

次に、香りを染み込ませたバーミキュライトを不織布の袋へ入れていきます。
たちまちコーラルレッドの清涼感と華やかな香りに教室内は包みこまれてきました。
袋へ入れたらシーラー止めをします。
シーラーを使うのは初めてという利用者さん。
支援員の方が説明するお手本をひとつひとつ覚えていきます。
初めはゆっくりと丁寧に、袋にシワができないようにセットするところが難しそうでしたが、徐々に慣れてスピードも上がり、シーラー止めも完璧な仕上がりです!
そして、組み立てたTシャツ型の中に袋を平らにセットし、シール止めをします。
ここから最後の仕上げとなります。
商品説明が書かれたタグにゴムを通し、ハンガー部分に掛けます。
OPP袋に香り名のシールを貼り、商品を袋に入れて完成です!

サシェのデザインは7種類。
香りはコーラルレッド、ライトブルー、カナリーイエローの3種類。

 

利用者の皆さんが描いたデザインと、その親御さん方が作った香り。
たくさんの方々の想いが詰まった「サシェ」が完成しました!
店頭に並んでいる姿が待ち遠しいです!!

 

<JOY’Nのこれまでの記事はこちら>

文章:矢部裕子(台東区障害者就労支援室)