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JOY’N、着々と進行中です!
香りのワークショップを終え、次なるミッションは商品のデザイン部分。
今回はデザイン部分の取り組みについてお話しします。

 

前回記事「次へ繋ぐ想い。」
ーデザイナーは利用者さんーJOY’Nハンドソープのラベルとロゴには、利用者さんが描いた絵と文字を使用します。
それにあたり、大きな画用紙を用意。
JOY’Nのスタッフが画用紙と画材を持って各福祉作業所さんを回り、絵をどんどん描き足していってもらいます。
身体障害・精神障害・知的障害とさまざまな福祉作業所の垣根を超えて、それぞれの利用者さんが想い想いに描いた絵が一枚のラベルになります!

 

また、ロゴに使用されるJOY’Nの文字は「J」「O」「Y’」「N」に分け、利用者さんに選んでもらい、1文字ずつ書いて頂きます。集まったものの中からキャライノベイトが4文字を慎重に厳選。
選ばれた4名の利用者さんの文字を組み合わせて、JOY’Nのロゴとして使用します。
どこの作業所のどなたの文字が選ばれたのか、その発表はワーク最終日に、全ての作業所さんをオンラインで繫いで行います!

 

ーワークの様子ー2020年12月14日〜25日。
ラベルとなる絵とロゴとなる文字を描いて頂くため、各作業所さんを訪ねて回りました。
ウイルス感染予防として、スペースや人数の問題を考え、作業所内でワークが難しい作業所さんには、廃校となった小学校(台東区の旧柳北小学校)を利用したワークスペースを作り参加して頂きました。

 

私が伺ったのはたいとう福祉作業所さん。
こちらでは知的障害をもった利用者さんが作業を行なっています。

 

この日はワーク2日目でしたが、すでに画用紙にはたくさんの絵が!▲本日描く前の画用紙

 

とってもカラフルです。
最初に用意した画用紙は4枚でしたが、この様子を見て画用紙の追加を決めました。
画用紙は1枚ずつ商品のラベルになります。
できる限りの絵をそのまま使用したいという思いから、完成した11枚の画用紙のうち4枚はハンドソープに、残りの7枚はサシェ(香り袋)に使用される予定です!

 

職員の皆様にご協力頂きながら、画用紙の余白の部分に、利用者さんの想いのまま絵を描き足していってもらいます。
机に座ってすぐに、使いたい画材や色を見つけて描き始めるみなさんを見て、私も少し描いてみようと絵の具を持ってみたものの・・・
さて何を描こうか、と考えてしまい手が止まってしまいました。
みなさんの描くエネルギーと発想力にとても刺激を受けた時間でした。
台東区で上野動物園が近いということもあってか、パンダの絵もたくさん。
虹、花、動物、魚、人、家。とってもカラフルで賑やかなラベルが完成しそうです!

 

ワークの途中、利用者さんの一人が職員さんとぎゅーっとハグする場面に遭遇。とっても幸せな空気が流れていて、心がほっこりしました。

 

最後に参加して頂いたみなさんと集合写真を撮りました。この日はまだワークの折り返し手前。
ここからどんな風に絵が足されていくのか、完成が楽しみです!

 

最終日はクリスマスである12月25日。
絵が完成し、JOY’Nのロゴの文字が発表されます。
その様子も後日お伝えしますのでお楽しみに。

 

次回はJOY’Nのプロジェクトにご協力頂いている、福祉作業所職員の濱本さんのお話。
福祉作業所の現場で働く方の立場から、現場のお話やJOY’Nへの想いを語って頂きます。

文章:遠藤愛実