好きな香りを自分でつくる、香りのDIYを目指して!
香りのいろはをお伝えしています。

 

これまでのおさらい。
これまで、トップノート・ミドルノートと順にお伝えしてきました。
前回記事「香りDIY vol.1」
前回記事「香りDIY vol.2」
今回はラストノートについてお伝えします。

 

香りの移り変わりを大きく3段階に分けたうちの3番目にあたるのがラストノート。
名の通り、その香りの残り香。

 

人付き合いは知り合ってから時間を経て、だんだんとその人の個性や本心が見えてきますよね。
ラストノートは、まさしくその最後の部分を担います。
その香水の個性であり、また使いたいと思わせる香りの結びとなる大切な部分です。
代表的な香りとして、
・フランキンセンス、ミルラなどの樹脂系
・サンダルウッド、シダーウッド、ベチバーなどのウッディ系
・ムスク、アンバーなどの動物系
が挙げられます。

 

持続時間は肌につけてから1時間以上経過したくらいが目安です。
ラストノートを多くするほど深みのある香りになりますが、
あまり多く入れすぎると主張が激しく、強い印象になってしまうので注意が必要でもあります。

 

香りを締めくくるラストノート。
そこに注目すると、香りの最後に込めた作り手の想いが見えてくるかもしれませんね。 
次回から香料に視点を移して、香料がどうやってつくられるのか、
香料ができるまでを順を追ってお伝えしていきます!

文章:遠藤愛実