香りと共に、あなたを伝える

かつてMODERN=最先端と意味して口にする時代があった。
東京・浅草を拠点とする企業とデザイナーが立ち上げたブランド。
それぞれの専門分野を活かした物づくりをしていく中で、現代の東京を浅草を自分たちの尺度で解釈し、東京・浅草から新たな価値を創造・発信していく。
「TOKYO 2」の「2」には(TWO)と(TO)の意味があり、2(TWO)社以上の専門企業が協力して物を創造し、MODERN な物を革の街でもある東京・浅草から世の中へ(TO)発信することを意味している。
MODERN AGE を再構築し、発信しようとする試みの中から生まれたブランドである。

design by 沢田猛(さわだ たけし) – kamina&C

Web :http://www.kamina-c.com
主な出展は、Milano Salone Satellite、design boom in NYなど。
可愛すぎる椅子『bambi chair』など、触れた人が心を動かすデザインを発信し続けている。
モノはモノ以外の何物でもありません。
しかしそのモノに触れることによって、思わず微笑んだり、癒されたり、時には涙を流したりする。
つまり、心を揺さぶり、新たな感情や行動を起こさせる、そんな何かのきっかけとなるモノづくりを心掛けています。

▼想いを届ける名刺入れ
同ブランドの第一弾となったのが、名刺入れだ。
オリジナルのサシェ(香り袋)が収納できるポケットを備えた名刺入れで、一枚革を使い、四点の手縫いだけで成形されている。
名刺交換は、相手に自分のことを覚えてもらうための代表的な行為の一つだ。
しかし、文字やグラフィックといった記号を羅列しただけの紙一枚では、自分のことを相手の記憶に残したり、名刺とその人物をリンクしてもらうことは非常に難しいだろう。
香り(嗅覚)は五感の中で一番記憶に残りやすいと言われている。
それは五感の中で唯一、脳の記憶する部分に直接刺激を与えるから。
香りを嗅ぐだけで昔の記憶が無意識に呼び起こされたことはないだろうか。
このように香りと記憶は密接に関係しているのだ。
そこで名刺に香りが付けられる名刺入れが生まれた。
香り=想いを届けるというコンセプトから名刺入れの形をレター型にデザイン。
名刺に香りが移るようにデザインされているため、名刺を入れておくだけで香り付きの名刺ができる。
また、サシェの香りに想いのテーマを持たせているため、渡す相手によって香り=想いを変えてみてはどうだろうか。
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