2021年、2022年のWANOWAツアーでメインスタッフとして携わったキャライノベイト宍戸。
キャライノベイトに入社して1年半が経ち、日本全国で様々な交流や体験をしました。
今回はWANOWAツアーでの話を交えて宍戸氏が感じたこと、またキャライノベイト、一般社団法人nirsiとしての今後の活動についてもお話しを聞いてみました。

株式会社キャライノベイト
:クリエイティブプランナー

一般社団法人nirsi
:地域活性コーディネーター

宍戸

 

現在どのような活動をされていますか?

キャライノベイトでは、OEM営業や自社製品営業、自社製品の企画開発などなど、自由な社風のおかげで毎日わくわく、色々と活動させていただいております。

一般社団法人地域資源サプライチェーンイノベーション研究機構 nirsi(以下nirsi)では、日本のその土地の歴史や文化に根付いた、地場産業などの美しい地域資源を、様々な異業種の方々を繋ぎ、様々な方法で日本の良いモノ・コトを発信し、残していく活動をしております!

キャライノベイトとnirsi共通して大切にしていることは、つくり手〜つかい手を繋ぎ、双方にメリットがある流通を作ること

そのモノができるまでには、目には見えない多くの人々の物語があるので、それをまず知ること。それを発信すること。

キャライノベイトとnirsi、つくり手〜つかい手を繋ぐことで双方にメリットがある流通を作ることが伝え手の使命だと考えています。
「人の見えるモノづくり」
「日本の伝統・文化・技術の香りをつかった発信」
「新しいものへの興味・好奇心と行動力」で、自分にしかできない価値を見出していきたいです。

これまでの経歴と
ご自身について教えてください

日本体育大学在学中に、部活動には入らず、
旅をすることにエネルギーを使っていました。

18歳の頃、初の海外で地球の裏側にある南米を約2カ月間、旅をしました。
大学卒業後、ワーキングホリデーで1年間ニュージーランドを訪れ、異文化や多人種に触れながら、環境や地球への考えと日本への更なる興味が湧きました。

帰国後、コロナの影響もあり大工職も経験し、その間旅のできない苦悩と葛藤がありながら、知人伝いにたくさんの人の話を聞きに行きました。
ちょうどその頃に2021年5月にキャライノベイト代表:清水と出逢い、7月にはインターン入社しました。

一般社団法人nirsiがその後に設立され、社員でありながらnirsiのメンバーに参加しました。
キャライノベイトでは代表:清水+デザイナー:丸岡のもとで、デザイン・ブランディング・商品知識を学びました。
2021年11月にはゆずいろのくにツアーに参加し、360°カメラで撮影したVR動画を活用してオンラインでも実際に生産地とお客様を繋ぎ交流することができました。
同年7月に営業部へシフトし、10月にはWANOWAのツアー’2022でメインスタッフとして担当しました。

WANOWAツアーに携わったのは2回目
ですが、能美市や国造ゆずについての
印象を教えてください。

 

初めて訪れた際、不思議と安心させてくれた、温かく、再度訪問したくなる場所であり、つくり手とつかい手を繋がせてくれる、私たち伝え手の大切な場所の一つでもあります。

国造ゆずについては、WANOWAのきっかけを作ってくれた存在でもあります。
時が経つ度に愛が深まっていく、最高の香りのオーガニックゆずです。
 

 
今後はお客様がもっと安心、また能美市の良さを引き立たせられるくらいスタッフ側に余裕のあるツアーにしないといけないと考えています。

2022年のツアーでは、お客様も関係者様も皆さんで楽しむことができ、大変嬉しいです。

よりプロフェッショナルなイベントを目指していく上で、「昨年はこんなことができるなんて思ってなかった」
と思う瞬間に価値がありました。
三拠点(現地・浅草POPUP会場・小田原)を繋いでワークショップを行ったことが特に印象に残っています。
また関係している方々がそれぞれ楽しめるようにしたいと思っています。
終わった時には、それまで皆で多くの打ち合わせを重ねているので、打ち上げも長く、濃いものとなりました。
生産者と消費者が同時に「体験する・食べる・香る・繋がる」を共有できることには普段味わえない喜びがあります。

ツアーの目的の一つでもある大切な要素は利益を生むことだと考えています。
足を運び体験しながら、現地の農産物や商品購入を通じ能美市への利益を生み出す事も持続可能なように設計し、確実に少しずつでも、その価値を共有できるファンを徐々に増やせていけたら嬉しいです。
多くの人が関わるが故に、全関係者をが全く同じことを目標に協力することは難しいです。
しかし関係者それぞれに合う利益があり、意義や楽しさを見出せるものを提案していくのが自分たちの役目です。
より能美市に近づき、抱える課題や問題を知り・発信・解決していきたい。
「本質的な体験がありながらゆったりできるツアー、余白がありながらも大満足できるツアー」
そんなツアーを今後目指していきたいです。

 
 
インタビュー:宍戸大晃