2022年10月29日、WANOWA国造ゆずの生産地でもある石川県能美市でツアーを開催しました。
今年で3年目を迎える現地での交流イベント。
たくさんの方々のご協力があり、このような大切な機会を設けることができました。
関係者のみなさまに感謝いたします。
ツアーテーマは「国造ゆずから繋がる環」自然の恵み〜つくる人〜とどける人〜つかう人。
国造ゆずをきっかけに、能美市を知り、ゆずや生産者さんを通して、能美市のファンになってもらうことが目的です。
自然、人々、歴史の魅力を共有でき、皆様にも貴重な体験をしていただけました。
農ツアー
ツアーのはじまりは国造ゆず畑から。
ゆずの収穫とゆずの花から採れたはちみつをその場で食べる体験と、生産者さんたちからの貴重なお話をしていただきます。
国造柚子生産組合の塚田良三さん
国造ゆずの歴史、地形や気候が影響しこの畑が成り立っていること、そして塚田さんの想いが現在の生産を支えています。
子供の頃に食べたゆず味噌がきっかけでこの地へ移り住み、現在まで継続してゆずを作り続ける姿に心を打たれました。
2016年よりキャライノベイトがどのようなきっかけで関わっているか、紹介させていただきました。
WANOWA製品への取り組みによって国造ゆずの認知を高め、売上の2%の還元が合計40本の植樹を実現させました。
国造ゆずの収穫体験
ゆずは4年に一度、裏年という収穫量が少なくなる年があります。
2022年の今年は裏年で、収穫は通常の3分の1ほどに減少します。
その影響もあり収穫数の制限はありましたが、来年からの多くの収穫を祈り、また皆様にご体験いただけたらと思っています。
金澤やまぎし養蜂場の坂本さん
収穫のあとは、国造ゆずとはちみつをいただきます。
はちみつが採れる貴重な自然環境、それを紡ぐ人々があり、この贅沢な体験が実現できています。
普段は購入することさえも難しい、貴重なゆずのはちみつを国造ゆずにかけ、皮ごといただけるのが無農薬のゆずならではの楽しみ方です。
塚田さんのご子息でもある塚田義春さんからは、後継者としての想い、国造ゆずの商品開発などへの取り組みについても話していただきました。
食ツアー
地元の食材をいただきます。
地元ならではの食材を堪能する時間。
押し寿司、漬物、そしてゆず鍋をいただきました。
食を作る地域の人々が生活する里山、そこで採れる自然の恵みを実感します。
ゆず鍋には加賀丸いもという地元の特産品も入っており、今までに食べたことのない味と食感を楽しめました。
国造ゆずを使った加工品を作るサカモトアートシステムの坂本代表、能美の里山ファン倶楽部の代表である大口会長からも想いを語っていただきました。
国造ゆずを作る柚芽実会の小坂さんから農業とゆずのお話を聞きました。
生産者の想いと、周りの人々の声もまた応援になっています。
おみやげには国造ゆずを使ったお菓子や加工品に加え、前日に採れたなめこや乾燥椎茸など、地域ならではの農産物も見られました。
食事のあとはアクティビティ
能美の里山ファン倶楽部の山田さんが竹で作った弓や、丸太をカットして作るコースターのワークショップをしてくれました
香ツアー
国造ゆずの精油を使ったワークショップ
アロマ蒸留所のアースリングさんと協力し、オンラインで多拠点を結ぶ香りのワークショップを行いました。
午前中の農ツアーで訪れたゆず畑で、農家さんが収穫した果皮を使ってできた精油を、スギの精油とブレンドし、ルームスプレーを作ります。
中継を繋いだ場所はキャライノベイトPOPUP浅草会場、アースリングの蒸留所、そして小田原市で児童施設「明日葉」のこどもたち。
一般のお客様にも参加いただき、交流がある楽しい時間になりました。
地元の学生がつくるスイーツ
種まで使ったマドレーヌは、ゆずの苦味と甘さが調和する、とても美味しい一品でした。
大人気で販売用の商品は全て完売していました。
スーパースイーツ製菓専門学校のみなさま、ツアーの見学と食の提供本当にありがとうございます。
農・食・香の3つのツアーによる、能美市を五感で堪能するツアー。
参加していただいた方々にも楽しんでもらえた声を聞き、大変嬉しく思います。
わたしたちの役割として、能美市の魅力を伝えること、そして国造ゆずによって人の輪ができること、
石川県能美市への関係人口が今後少しでも増えることを願います。
これからもWANOWAを通じて石川県能美市と繋がり、共に国造ゆずを伝えていきます。